アクアピアについて|介護老人保健施設 リハビリテーション/デイケア/ショートステイ |アクアピア新百合 神奈川県川崎市麻生区

「水」というキーワードは、楽しみながら元気になるため、またハンディキャップもある人でも少しでも動けるようにプールを活用した歩行訓練を行っています。このプールの水は施設の庭に新たに井戸を掘って採水しています。さらに池を作り金魚がたくさん泳いでいます。大きな池ですから金魚も大きくのびのびと泳いでいます。見ているだけで心が和みます。また水道とは別の水源は、災害時など皆さんの非常用としても活躍してくれるでしょう。

「蔵」は数十年前からあり、関東大震災の時もビクともしなかった建物です。この蔵をアクアピア新百合のランドマークとして室内を改装して、そこで遊んだり出来るように囲炉裏や畳などを敷いたりしました。おもちを焼いたり、鍋を囲んだりの団欒や映画を見たりお茶をたてたりと昔の香りを残しながら地域のみんなで使えるように配慮しています。

アクアピアでは、ご利用者様が楽しみにしている「食」についても積極的に取り組んでいます。栄養・カロリーのバランスへの配慮はもちろん、個々人の体調にあわせた食形態にも柔軟に対応しています。また、アクアピアの食事の特徴の一つに「選択食」があります。昼食は2種類のメニューから選択できます。施設内には大型のPC画面が設置され、何時でも気軽にメニューを映像で確認出来るようになっています。

 アクアピア新百合では施設内・外において様々なIT化に取り組んでいます。
 各階のロビーに設置された大画面プラズマTVでは、誰もが自由にインターネットを利用できます。 また、施設内には無線LANも完備され、個人のパソコンを室内で利用する事も可能です(事前にスタッフへご相談下さい)。
 情報流出を防ぐセキュリティの強化や、環境に配した低消費電力などを実現するために導入されたシステムは「サイボウズ・メディアアンドテクノロジー社( 詳細は⇒ こちら )による「サイボウズOffice6」。通常企業向けの同システムを介護業務において導入した目的は、コストの削減によって得られるスタッフ数の充実と、スタッフ一人ひとりが事務作業から解放され、その分利用者へ目や手を向ける事にあります。
 あくまでも利用者の主体性を尊重し、自らの力で生きることを楽しめる様、 我々は先ず血の通った人と人との理解と時間の共有を前提にしています。 打ち込まれたデータを元に、決まった作業を提供していくのではなく、 パソコンによる作業の合理化や簡素化と平行して、日常レベルでのデータを駆使することによって、 一言でも多く利用者と会話をして、手を取り合うことが大切だと考えています。
 例えばスタッフが利用者一人ひとりに対して気付いた情報は逐一データに入力されて行きます。 その情報はスタッフ全員で共有され、「○○さんは枕が高いほうが良く眠れる」「●●さんは唇が乾きやすい」など、 生活の中で身近な者しか気付かない様なことも継続して配慮して行く事が出来ます。

 システム導入に関してはアクアピア新百合の母体である医療法人社団神緑会が運営する地域の病院「いしだクリニック」 および居宅介護支援事業「メディケアいしだ」にて実績を持つ匠技研( 詳細は⇒ こちら )に委託。
医療法人社団神緑会、サイボウズ・メディアアンドテクノロジー社、匠技研との共通理念の上で開設時より運用されている同システムは、 現在もより安全で、利便性を図るべく、改良と検証を重ねています。
 将来的には、医療施設である「いしだクリニック」、居宅介護支援事業である「メディケアいしだ」とも連携したシステムが運用され、 利用者への総合的な自立支援が実現します。
 また、アクアピア新百合施設内ではスタッフ一人ひとりが携帯型の情報端末を身に付ける事で、 リアルタイムでの広範囲なデータの更新と共有が可能となります。

 これらのITシステムへの取り組みをアクアピア新百合では総称として「コーラス(合唱)」と名付けています。

 利用者とスタッフが同じ歌を響かせ、一体となって共生と自立を感じられる様にとの願いが込められています。